薫ちゃんの徒然囲碁日記

囲碁に少しでも興味を持ってくれた方が、より囲碁を楽しめるような豆知識を紹介していきます。

第42話「OGSで対局してみよう!」の巻

薫ちゃん「先生、私もようやくネット碁を始めてみたんですけど・・・」

石野先生「おっ、薫ちゃんの囲碁熱も盛り上がってきたね。」

薫ちゃん「そうなんですけど、相手の方がいると思うと緊張する上に、終盤でゴチャゴチャしてくると考える時間がなくなっちゃって、ほとんど中押負けか時間切れ負けなんです(泣)」

石野先生「う〜ん、初心者の頃は、終局が分からなくてバタバタしてしまうからね。『終わりが分かれば碁は初段』という格言もあるくらいで、今のうち終局直前でバタバタしてしまうのは決して恥ずかしいことではないよ。」

薫ちゃん「そうかもしれませんけど、このままじゃ囲碁に挫折してしまいそうです。何かいい方法はありませんか?」

石野先生「そうだね、じゃあ『OGS』で対局してみるのはどうかな。」


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薫ちゃん「『OGS』ですか?何だか英語がいっぱい並んでますけど・・・」

石野先生「ははは、ちゃんと日本語に対応しているから大丈夫だよ。もちろん、無料でほぼすべての機能を利用することができる。」

薫ちゃん「このOGSって、他のネット対局と何が違うんですか?」

石野先生「OGSはね、『通信対局』と呼ばれる非リアルタイムの対局が盛んなんだ。」

薫ちゃん「非リアルタイムって、どういうことでしょう。」

石野先生「よくあるネット対局は、お互いが同時にパソコンの前に座って、リアルに盤をはさんで対局するように、着手していくよね。」

薫ちゃん「はい、時間制限もあって、それで焦っちゃうんです。」

石野先生「通信対局というのはね、OGSに用意された碁盤形式の掲示板のようなところに、お互いが1手ずつ投稿していきながら対局する形式なんだ。」

薫ちゃん「えっ、じゃあお互いがたまに掲示板をチェックして、相手が打っていたらこちらも打つって感じなんですか。」

石野先生「そうそう、だから1日1手しか進まないこともあるし、19路盤だったりすると、対局が終わるまでに何カ月もかかったりするんだよ。」

薫ちゃん「でも、その分、落ち着いてゆっくり考えられるわけですね。」

石野先生「そこが、薫ちゃんにおすすめの理由なんだ。」

薫ちゃん「よ〜し、私、早速チャレンジしてみます!」

石野先生「頑張って!ちなみにOGSは、専用のソフトなんかは要らなくて、ブラウザさえ動けば利用できるから、パソコン・AndroidiPhoneのどれでも遊ぶことができるからね。」

薫ちゃん「家でも外でも、どこでも遊べますね。」

石野先生「一般的なネット碁のようなリアルタイムの対局の機能もちゃんとあるし、検討機能も充実している、ある意味すべての機能を備えたネット対局場なんだ。もっと利用者が増えてもいいと思うんだけどなぁ。」

薫ちゃん「今アクセスしてみましたけど、ちょっと画面がとっつきにくいですね。」

石野先生「ボランティアの人たちで運営しているから、商売っ気が薄いのがネックなのかもね。」

薫ちゃん「でも、対局を始めるのは簡単ですね。早速9路盤の通信対局を始めてみました。」

石野先生「そうそう、9路盤の対局も結構盛んだから、初心者には嬉しいよね。」

薫ちゃん「じゃあ、しばらくOGSで対局してみます。」

石野先生「よしっ、頑張れ!」