第53話「『囲碁 ホリエモン』で検索してみたら・・・」の巻
薫ちゃん「最近、ホリエモンこと堀江貴文さんが、ニュースを賑わせてますね。」
石野先生「都知事選に立候補するとか、ホリエモン新党立ち上げとか、政治的なニュースが増えてきたよね。」
薫ちゃん「ホリエモンさんって、囲碁を打ったりするんでしょうか?」
石野先生「どうかなぁ。ネットで検索してみようか。『囲碁 ホリエモン』・・・ポチッと。」
薫ちゃん「YouTubeの動画が出てきましたよ。2016年6月に公開された動画ですね。ちょっと見てみましょう。」
石野先生「なるほど、『囲碁将棋教室の集客数を増やしたい』という教室の主催者の質問に答えているんだね。」
薫ちゃん「ホリエモンさん、あんまり囲碁とか将棋にいいイメージは持っていないみたいですね。」
石野先生「『あんま面白いイメージがない』って、はっきり言いきられちゃいましたね(笑)」
薫ちゃん「でも、『看板娘を雇うのはどうですか?』っているアドバイスは、結構ありなのかもしれませんよ。」
石野先生「確かに、女性の効果は大きいよね。プロ棋士だって、女流棋士のほうがダントツに人気あんだから。」
薫ちゃん「それに、同じ女性がいるってわかっていれば、女性のお客さんもひょっとしたら来てくれるかもしれません。」
石野先生「『ひょっとしたら』ね。」
石野先生「検索結果に、囲碁インストラクターの稲葉禄子(いなばよしこ)さんのブログがあるよ。どれどれ・・・」
薫ちゃん「2011年6月だから、ずいぶん昔の記事ですね。」
石野先生「記事の中で、堀江さんに囲碁を教えるって書いてあるね。」
薫ちゃん「ニコニコ生放送のイベントだったみたい。ということは、ホリエモンさんは全くの未経験ではないわけですよ。」
石野先生「そういえば、稲葉さんの著書である『囲碁と悪女』にも、堀江さんとの交遊のことが書かれてあるって聞いたことがあるような気がする。」
薫ちゃん「じゃあ、やっぱり・・・」
石野先生「う~ん、そうなると、経験があった上でのあのYouTubeでの発言なわけだ。」
薫ちゃん「そっか、そう考えるとちょっと悲しいですね。」
石野先生「でも、それが世間一般の囲碁のイメージなんだろうね。」
薫ちゃん「もし都知事になったら、尾道市が囲碁を『市技(しぎ)』にしているみたいに、囲碁を『都技(とぎ)』にしたりしませんかね。」
石野先生「それは、囲碁ファンにとっては嬉しいことかもしれないけれど、都民にとっては耐えられないかもしれないよ(笑)」