第50話「依田先生、いよいよ訴訟に!?」の巻
石野先生「薫ちゃん、以前に依田紀基(よだのりもと)先生が日本棋院から対局停止処分を受けた話をしたと思うけれど、ついに依田先生が訴訟に踏み切ったみたいだね。自身のブログに、書いてあったよ。」
薫ちゃん「ホントだ。新型コロナウイルスで大変な中で、棋士の皆さんや囲碁関係者の方々が頑張っているのにこんなことになっちゃうなんて、ちょっと悲しいですね。」
石野先生「全くだね。日本棋院だって、理事会のメンバーはほとんどがプロ棋士なんだから、話し合う余地はなかったのかな。」
薫ちゃん「どれだけの人が、今回の騒動の真実を知っているんでしょう。」
石野先生「そうなんだ、結局何が本当なのか、よく分からないんだよね。そのあたりは、裁判で明らかになっていくのかなぁ・・・」
薫ちゃん「どこかで、お互いが和解できるといいですね。」
石野先生「とことん争っても、誰も得をしないし、何よりせっかくの囲碁界の盛り上がりに大きく水を差すことになりかねないからね。小林理事長も、大人になってほしいところだ。」
薫ちゃん「ところで、ブログを読んでみると、依田さんは次期東京棋士会長選挙に立候補しているみたいですね。」
石野先生「そうなの!?どれどれ・・・本当だ、きっと思うところがあったんだろうね。」
薫ちゃん「今までの先生の話を聞く限りでは、会長みたいな役職は似合わないんじゃないかと思っちゃいますけど・・・」
石野先生「失礼ながら、僕もそう思うよ。でも、だからこそ、何かをやりたいって思いは強いんじゃないかな。純粋な人なんだよ、依田先生は。」
薫ちゃん「武宮さんとの一騎討ちみたいですけど、どうなりますかね?」
石野先生「う〜ん、さすがに武宮先生のほうが人望はあると思うんだけれど、でも依田先生の想いも聞いてみたいよね。武宮先生なら、その想いを汲んでくれると思うよ。」
薫ちゃん「これをきっかけに、日本棋院がいい方向に変わってくれるといいですね。」
石野先生「そうだね。コロナ問題が終息して、またみんなが碁を楽しめるようになった時に、新生日本棋院として囲碁界をリードしてもらいたいな。」
薫ちゃん「早くその日が来ることを祈って、今は『STAY HOME』です!」
石野先生「『STAY HOME』といえば、仲邑菫ちゃんの動画が可愛いから、見てみてよ!」
薫ちゃん「きゃぁ、かわいい〜。でも、随分しっかりしてますね。もう、プロの棋士って感じです。」
石野先生「この前の対局では、瀬戸大樹先生を見事に打ち負かしたみたいだからね。今年も、菫ちゃんの活躍から目が離せないよ!」
薫ちゃん「菫ちゃん、ガンバレ!」